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福島県は、3.11の震災前から、耕作放棄地面積全国一のありがたくない称号が与えられていた県です。そんな中で、現・NPO法人 いわきオリーブプロジェクトの代表を務める松𥔎康弘氏(いわき食彩館株式会社・代表取締役)が中心となり、農商工連携の手法に基づき地域産業六次化をテーマとして試験栽培を開始したのが、「オリーブ」でした。
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その後、震災による混乱を乗り越えて、内閣府の起業資金を得てハウスでの育苗事業を開始し、その改めての船出を祝うように、いわき市21世紀の森に4本のオリーブ記念植樹を実現。2015年秋に、収穫したオリーブの実の搾油に初めて成功しました。
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中野とのつながりは…中野のタウン誌おこのみっくすと区民有志が新井薬師梅照院で実施していた東北支援チャリティーイベントに、研究会(現NPO法人)のメンバーが参加。この出会いが、「いわきオリーブを支援する挿し木ワークショップ」の開催へと結びつき、いわきの苗木を中野の自宅で育てて、数年後にはいわきの地にオリーブの若木を、中野の人自らの手で植樹する「オリーブのはばたき」活動へと発展していきます。「オリーブのはばたき」では、いわきの皆さんと交流しながらボランティアでオリーブ畑のお手伝いをしたり、中野で育てた苗木をいわきのオリーブ畑に植樹したり、草の根活動を広げてきました。
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