西武新宿線・沼袋駅から徒歩3分の住宅街にある「キネシオ接骨院」から改めて発信する“基本
中の基本”――その代名詞である「キネシオテープ」をテーマにお届けします。今回、公演を間
近に控えていた中野の劇団「おひさま冒険団」の矢野瑞季さんがキネシオ初体験。万全の体
調を手に入れるべく、加瀬先生の熱視線治療を受け、キネシオテープについて勉強しました。
読者の皆さんも、サッカーや陸上大会などのスポーツ中継で、アスリートたちが色とりどりのテープを身体に貼っているのを目にしたことが一度はあるのではないだろうか。あのカラーテープのほとんどがキネシオテープ!いまや世界約80カ国で使用され、アスリートの間で「魔法のテープ」と称されるカリスマテープは、日本で生まれ世界中に広がっている。開発したのは、加瀬院長先生の父・加瀬建造氏。現在、一般社団法人キネシオテーピング協会会長等を務め「ドクター・オブ・カイロプラクティック」として著名な人物でもある。 キネシオテーピング法が世に出されたのは1980年。当時、テーピングと言えば、伸び縮みしない患部を固めるのを目的としたホワイトテープが主流だった。例えば慢性的な腰痛に悩む患者が治療を受け一時は良くなっても、これまでと同じ生活を続けるうちにまた痛みを発症してしまう。悪い姿勢を続けるなどして本来縮む機能しかない筋肉が伸ばされてしまった場合、患部を固定するだけのその場しのぎの治療では完治に至らない。「患者一人ひとりの体質・病態に合った適切な方法を探して一刻も早く患者の苦しみを取ること、そして病まないで済む予防法を確立すること」を理想とする加瀬氏が、筋肉と同じような動きを持つテーピングを求めたのがキネシオテープの始まりである。 |
人間の身体の動きを研究する学問「キネシオロジー=人体運動機能学」がその名の由来。筋肉や関節の動きを熟知して開発されたテーピングは身体に絶大な力を発揮する。その効果は大きく分けて4つ。
①筋肉をサポート | 筋肉の可動領域に合わせて、キネシオテープは130~140%の伸縮率を保持。筋肉の動きに合わせて正しく貼ることで、伸びきった筋肉を正常に戻す。 |
②関節のズレを改善 | 筋肉の正常化とともに、ギシギシする関節の動きを改善することにも有効。 |
③血流・リンパの流れを改善 | 皮膚と筋肉の間には、毛細血管が流れている。キネシオテープの伸縮性により皮膚を持ち上げることで皮膚と毛細血管に隙間ができ、血流がスムーズに働くことで、リンパの流れを良くし新陳代謝がアップする。 |
④痛みを和らげる | 人間が痛みを感じるのは表面の皮膚の部分で、必ずしも奥にある筋肉が痛いわけではない。皮膚を保護することで痛みが和らぐ。 |
★キネシオテーピングを施すことにより、新陳代謝が良くなって自然治癒力が高まり、貼るだけで筋肉の痛みやコリ、怪我・手術後の内出血を早く改善することができる。キネシオテープはアスリートだけのものではなく、長時間イスに座ったり同じ姿勢を続けることが多い仕事で身体に不調をきたす一般の方にこそオススメしたい。 |
ひとめ見るなり「ふくらはぎのハリがすごいね!お稽古の時、ふらつくでしょう」と言い当てられドギマギ笑いの矢野さん。ふくらはぎのハリの根本の原因は、脚の付け根と骨盤を支える中殿筋が弱っているから…と治療開始。ふくらはぎ内部の炎症は冷やして緩和し、いつもながらのゴッドハンドで痛みを元から治していく。「何をされているのか分からない」と治療中の矢野さん、終了後には「えっ !?全然違う!!」と目を丸くするほど、軽快な脚を実感していた。仕上げに筋肉の良い状態をキープしてくれるキネシオテープを施してもらい、はじめふらついていた片足立ちも、治療後は「スッ」と音が聞こえるように軽々と。骨盤を正常な位置に戻す身体の動かし方も教えてもらい、足取り軽く稽古場へと向かっていった。 |
〔住所〕 中野区沼袋1-8-8(西武新宿線・沼袋駅南口より徒歩3分)
〔電話〕 03-5942-6773 ※要予約
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〔ホームページ〕 http://kinesio-sekotsu.com/