「スポーツトレーナーの可能性は、その人によってさまざまに広がると思う」。昨年11月16日、中野健康医療専門学校のオープンキャンパスで行われた大饗将司(おおあい・まさし)さんの講演会でのひとコマ。大饗さんは、接骨院勤務から鍼灸師の資格を取り、現在はプロ野球選手・阪神タイガースの西岡剛選手のパーソナルトレーナーとして活躍する。スポーツトレーナーは、技術を駆使して身体を支え、時にはメンタルな部分もサポートする。資格取得が目標ではなく、「自分からチャンスをつかみに現場に行き、自分を高めることも大切です!」と実践型の大饗さん。会場には、鍼灸師をめざす学生や受験生の姿も多く、時にうなずき、時に笑いながら、熱心に耳を傾けていた。