【密着レポート】中野の燃えるごみ収集から見た…
とにかく安全に! 改善はみんなの知恵で!!
年末年始は、春・秋の引越しシーズンに次いで、大量にごみが出る。会社や家庭は休みでも、ごみの収集は約束通り来ないと困る人は多いのでは…。多忙な時期を迎えながら、会社や飲食店などいわゆる「事業ごみ」がどのように回収されるのか!?今回は中野区内の燃えるごみ収集に同行取材しました。
▲小川商会の1日は早い。時間指定のある事業ごみの収集チームは、6時からスタート。それ以外は、毎朝7時半の全体朝礼後にラジオ体操! 本日分の伝票を手に、それぞれ現場へ向かう。戻り次第、粗大ごみの収集へ。
▲この10年で、分別を守る会社や店舗が増えた。袋の外から見ても、不燃ごみが混ざっているのは一目でわかるという。その袋は引き取らず、出した会社や店舗に分別を促す。
▲都内23区で清掃工場がないのは、中野、新宿、千代田、荒川、台東の5区だという。周辺の区に持ち込み、焼却しているという現状を知ることで、「ごみを少しでも減らす工夫をみんながしてほしい」と小川商会で働く誰もが思う。
▲車の点検を終えて、いざ出発! 燃えるごみの収集は、ごみの重さで押し込んでいくパッカー車2トン。基本的に運転、収集、確認などの作業は、ひとりで行う。法令スピードを厳守!! 「よく後続車に追い抜かれますよ」と苦笑いする青山さん。安全第一は徹底されている。
▲夏にくらべると臭いも少ないが…ひと仕事終えたら、ひと風呂浴びる人も!! 一度に5人は余裕で入れる。休憩所でお茶を飲んだり、談笑したり、一休み!!
日々の改善は、みんなで考える!!
小川商会では、「安全第一」が作業の基本! 事故やミスを減らすために、作業員は「収集作業日報」を提出する。「急に自転車が飛び出してきたので、発車前に周囲を確認する」などの注意点・改善案を必ずひとつは 書き出すという。しかも、誰が読んでもわかりやすくきれいな文字で書くことを、全社で徹底!!スタート当初は、「手書きなんて面倒くさい」「考えるのは大変」という声も多く、1枚提出するごとに200円の報奨金があったとか。10年間の日報はすべてファイリングされ、今では会社の財産に。
小川商会・各分野の仕事人を紹介!●その1●
この道20余年、ベテラン社員・斉藤成人さん(51歳)。主な仕事は、中野区内外で収集された不燃ごみの分別・解体だ。入社当初と比べると、作業しやすくなった。ごみに対する地域の理解は深まり、分別が浸透してきたことを実感する。イスや机を見ると、どうやって解体するのか金具や連結部分をついつい確認したくなり、「きれいに片付いていくのが気持ちいい」とうれしそうに話す斉藤さん。社内では、「ごみとたわむれる、分別・解体の達人」と呼ばれる。「ごみを見るとね、その人の生活、生業がわかるんです」と斉藤さんの言葉にドキっとする。
小川商会の各分野で活躍する「匠シリーズ」は、次号も続きます。
小川商会は、中野のごみ削減を応援します!
江原町で62年! ごみのことなら、プロにお任せください!!
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