おこのみっくす編集部ライターによるラリー対象メニューの実食レポートを掲載中です♪
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わからないけど、はとぽっぽ
カレー編@レストラン はとぽっぽ
宝仙寺前のレストラン「はとぽっぽ」は、レトロな雰囲気で落ち着いた店。
何度か行ったことがあったが、なぜ「はとぽっぽ」と言うのか知らない。
そういえば、店の外には、鳩らしきものは居なかった。ハンバーグカレーを食べながら、鳩にまつわる置物や絵があるのかキョロキョロするが、見当たらない。
サラリーマンが数人帰って、店は静かになった。
片付けをしている店主の大成(おおしげ)さんに聞いてみると…。
「このお店、最初が“はとぽっぽ”という名前のクレープ屋さんだったそうで。うちで3軒目なんだけど、店名はそのまま使っているの」
「へぇ~、じゃあ“はとぽっぽ”という名前の由来は?」
「知らないわ…。でも、かわいい名前よね」と大成さんは屈託ない。
30年前に開店したクレープ屋さんが用意したイスやテーブル、電球の傘などは当時のまま。
26年経った今も、手入れをしながら大事に使っている。
奥まったコの字のスペースには、色とりどりのクッション。カバーは、大成さんのお手製だ。
小学生の頃、遊びに行った友だちの家みたいに、なぜか落ち着く。
「この前来たお客さんにね、子どもの頃ここでクレープを食べたことがあるって言われてビックリ!!」。
当時を懐かしんで、時折訪ねてくる人がいると、大成さんはうれしそうに話してくれた。今と昔が行き交う不思議な店、はとぽっぽです。(ライターS)