【徹底レポート】ごみの最終処理場・江東区青海へ
わたしたちのごみ どこに行く、どうなる!?
ごみ×人×中野 クリーンプロジェクト
「集めたごみは、どこへ行く?」をテーマに、前号は小川商会の中間処理施設で分別・解体の様子をご紹介。今号では、その先の最終処理現場を同行取材することに!わたしたちが出したごみは、どこに行き、どのように処理されるのだろう。
小雨降る10月半ばの朝。マガジン読者で役者をめざす早瀬友美さん(沼袋在住)と編集部は、小川商会に集合!青山さんと鮫島さんが乗る2トントラックに分乗して、江東区青海の東京臨海リサイクルパワー[=TRP]へ!! 小川商会では分別・破砕後、ほぼ毎日TRPにごみを運びこむ。中野から約1時間半、1日最大550トンの産業廃棄物が処理されるTRPに到着!
TRPでは、菓子袋などの廃プラスチック、紙・繊維・金属くず、陶磁器など14種類を処理。都内の処理業者と行政からの産業廃棄物が、全体の7割を占める。「プラットホーム」に集められたごみは、小川商会のように分別・破砕されたものから、袋に大まかに入ったものまでさまざま。現在、東日本大震災のがれきの受け入れ・処分も行っている
UFOキャッチャーのような大型クレーン1掻きで、約5トンのごみが移動し、ガス化炉へ。600℃で焼却灰となったごみは、1,450℃の溶融炉で砂状のスラグとなり、土木資材としてリサイクルされる
中央操作室で、TRP構内の設備・機械をすべて管理する。定期点検をのぞく約300日、24時間2交替制で臨む(うち女性はひとり)
TRPでは、一般企業の「産業廃棄物」と病院からの「感染性医療廃棄物」を受け入れ、埋立処分量は、2.5%まで減らす。「感染防止のため、医療廃棄物はすべて自動化」など長谷川さんの説明にみな驚きの声!!
大型リサイクル施設「スーパーエコプラント」は、金属類・焼却灰などの再資源化、排熱利用の発電を行う。ボイラや焼却炉などプラントの全容
晴天なら、最上階・展望スペースから富士山や千葉の海まで見渡せる。「あの辺りがカヌーで、そっちは自転車の競技場になるそうですよ」。TRPのある東京湾埋立地は、2020年東京オリンピックの会場に!!
◆最後に
生活する中で、ごみは必ず出てくる。「減らす工夫はできます」と小川商会の青山さん。「あの海の先が何十年後かには、埋め立てられるのですから…」とTRP長谷川さんの言葉は、ずしりと重かった。
【TRP】東京臨海リサイクルパワー株式会社
2002年設立、2006年操業。産業廃棄物処理・感染性医療廃棄物処理業。従業員71人。
江東区青海3丁目地先 TEL:03-6327-3190 http://www.tgn.or.jp/tokyorp/
小川商会は、中野のごみ削減を応援します!
株式会社小川商会
江原町で62年! ごみのことなら、プロにお任せください!!
【フリーダイヤル】0120-530904 中野区江原町1-25-11
◆清掃・リサイクル業務◆東京23区清掃事業、事業ごみの定期回収、粗大ごみの回収運搬◆ビルのトータルサポート◆メンテナンス管理、配管・貯水槽の定期清掃点検、原状復帰工事・内装工事