全国3万8千人の患者、そして家族の話
人の顔や名前を忘れる。同じことを繰り返してしまう。まだ若いうちから…。NPO法人「若年認知症交流会小さな旅人たちの会(ちいたび会)」が今春発足し、7月20日に設立記念講演会が中野サンプラザで行われた。会の理事長・高橋恵美子さんの夫は、50代前半で発症した。絶望の中、若年認知症家族会に出会い、10数年の間、共通の悩みを語り励まし合い、乗り越えてきた。「顔の見える地域で、同じ境遇の人たちを手助けしたい」と高橋さんはちいたび会を作った。当日の参加者は120人。アルツハイマーになった妻と家族を描いた映画『ユキエ』(松井久子監督、倍賞美津子主演)を鑑賞後、若年認知症に携わる高橋正彦医師(大倉山記念病院物忘れ外来部長)の講演、地域福祉が専門の加山弾・東洋大准教授やケアマネージャー、患者家族もパネラーでディスカッションを。資料配付や受付を手伝う東洋大、帝京平成大の学生10数人、中野の商店からの寄付もあり、手作りの温かい会に。いつ、誰がなるとも限らない若年認知症。「人生という小さな旅をみんなと歩きたい」という願いを広げて。
◆ちいたび会 中野区大和町3-9-22 TEL03-3338-6932
◆次回の交流会 9/ 14(土)14:00~マイルドハート高円寺(杉並区高円寺北1-28-1※東京警察病院そば)、おやつ代500円くらい。だれでも参加できます
ちいたび会事務局です。ご紹介ありがとうございます。
毎月の第2土曜日の午後2時、交流会を定期開催しています。
本人、家族、また、サポーター活動に関心のある方、どうぞお気軽に様子を見に来てください。
メール:honbu@chiitabi.jp
HP:http://chiitabi.jp/