いま、井上円了が熱い!!
~不思議博士に魅了! ファンとめぐる哲学堂ツアー取材記~
井上円了といえば、東洋大学の創設者であり、哲学堂の祖。そして、妖怪博士としても有名ですが、明治から昭和にかけて多方面に活躍した知る人ぞ知る博学の思想家でもあります。そんな円了を愛してやまないファンクラブ主催の「哲学堂ツアー」が4月最後の休日に開催。昼下がりの哲学堂公園には、円了に心酔する人、妖怪や精神世界に関心のある人、中野をもっと知りたい人など区内外16人が集合しました! 今回、ガイド役の大澤さんは、公園ガイド養成講座の修了者。円了や哲学堂についての逸話を盛り込んで、園内を案内してくれました。散策する参加者とともに、おこのみっくす編集部もツアーに同行。今回は、その模様を写真で綴ってご紹介します!!井上円了といえば、東洋大学の創設者であり、哲学堂の祖。そして、妖怪博士としても有名ですが、明治から昭和にかけて多方面に活躍した知る人ぞ知る博学の思想家でもあります。そんな円了を愛してやまないファンクラブ主催の「哲学堂ツアー」が4月最後の休日に開催。昼下がりの哲学堂公園には、円了に心酔する人、妖怪や精神世界に関心のある人、中野をもっと知りたい人など区内外16人が集合しました! 今回、ガイド役の大澤さんは、公園ガイド養成講座の修了者。円了や哲学堂についての逸話を盛り込んで、園内を案内してくれました。散策する参加者とともに、おこのみっくす編集部もツアーに同行。今回は、その模様を写真で綴ってご紹介します!!
◆井上円了ってどんな人!?
井上円了は、新潟県越路町の慈光寺に生まれた。漢学、洋学を学び、東京大学で哲学と出会う。新たな時代に日本が対応するには、哲学による「ものの見方や考え方」が必要と考え、29歳で私学・哲学館(のちの東洋大学)を創設する。勝海舟の娘夫妻が仲人という縁で、勝海舟は精神的・経済的に円了を支え続けた。円了は、人の理解を越えた不思議な現象を調査、研究し、哲学、医学、物理などの知識で「妖怪学」をまとめ、全国各地で講演を行う。妖怪学は多くの人びとの関心を呼び起こし、親しみを込めて「妖怪博士」「おばけ博士」と呼ばれた。もし生きていれば、今年155歳!!
◆哲学堂公園あれこれ
いまからおよそ110年前、東洋大学の学長を退く円了が、社会教育の場として創設されたのが哲学堂のはじまり。当時、この辺りは和田山と呼ばれ、1万4000坪の土地は大学移転予定地だったとか。園内には、仏教、儒教、インド哲学などにちなんだ建築物や哲学的意味を持たせた庭や池などが77ヵ所、考える力を養う工夫を随所に凝らしている。円了の遺言で、東京都に寄贈された後に中野区の公園に。テニスコートや野球場、梅林地区などが整備され、春には桜の名所!!歴史あり、不思議あり、散策しながら思考をめぐらすスポットに最適だ
◆ファンクラブって何するの!?
円了のよさをもっと多くの人に知ってほしい!2013年4月に井上円了ファンクラブ(IFC)を結成。現在、約10人を中心に活動をスタート。今後、生誕・没後にちなんだ祭り、読書会、妖怪フィールドウォークなども計画中。
◆IFC事務局:中野坊主バー/080-5021-3268