年明け早々、おこのみっくす編集部に一本の電話が入ってきました。声の主は、昨年11月スタジオ・ナカノバで行われたこしだ歯科ワークショップ「教えて! 歯医者さん・歯のよろず相談」に参加した大庭ゆりえさん。「ずっと気になっていたことがあって、こしだ歯科に相談したい」と大庭さんのお悩みに応えて、沼袋のこしだ歯科へ編集部も同行させてもらうことに。今回は、その模様をお知らせします!
あごが外れる!?
「私、よくあごが外れるんです」という大庭さんを前に、「どれどれ? ちょっと噛むマネをしてみて」と越田先生。大庭さんは、小学生の頃からあごに違和感があったが、痛みはなく、あごの開閉時に音もないので、10年以上放置していたという。だが、昨年のこしだ歯科ワークショップをきっかけに、歯について考えて先生に相談することに。口がうまく開かなかったり、歯やあごが痛い、音がするという顎関節症の症状は、20~30代の若い女性に多く見られる。「大庭さんは顎関節症の一種です」と越田先生。
歯並びと噛み合わせの密接な関係
「大庭さんは、食事をおいしく食べられるの?」「私、納豆ごはんが食べられないんです」「えー!?」。どうやら大庭さんの歯並びは、納豆やオクラなどネバネバしたもの、固さの違うものを同時には噛みにくいようだ。「それほど歯並びが悪いとは思えませんが…」と編集部が質問すると、「歯は上下の当たる面積が小さかったり噛み合わせが不安定だと、うまく噛む運動ができないのです」と越田先生はきっぱり。「最近、テレビを見ているとあごの線がスッキリした小顔が多いけれど、噛み合わせに問題のある人が増えていますね」と越田先生の表情が一瞬曇った。やはり、子どもの頃から固くて噛みにくいものをしっかり噛むことは歯並びにとっても大切なのだ。
虫歯ではないのに歯が痛むという原因不明の症状を抱える患者さんは多い。「実は、噛み合わせを正しく機能させれば、痛みがなくなるケースは多い」と越田先生。きれいな歯を削ったり、神経を取らない治療をこしだ歯科医院では行っています。
満足度は人によって異なる!
越田先生によって、大庭さんのあごは「ずれている」と診断された。治療方法として、歯の矯正も考えられるが、「今回は歯の当たる部分を樹脂で増やして、まずはしっかり噛めるようにする。それで様子を見てみませんか?」という提案に大庭さんもうなずく。使用するのは、虫歯を埋める樹脂なので体への影響も心配ない。治療期間は、「痛みが取れればいい」「ごはんをおいしく食べたい」など人によって満足度が異なるので、1回で済む人から数週間かかる人まで、それぞれの希望によるという。
最後に…
「まずは1度きちんと治療をして、日頃のメンテナンスでかなり改善されます。将来を考えて、治療を受けてください」と越田先生のアドバイスに一同ほっと一安心。「きょうは思い切って越田先生に相談してよかったです。早めに治療に伺います」と大庭さんは笑顔で診察室を後にした。
●トントントン2階へ上がれば、こしだ歯科
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