「きょうは、オクラの苗の植え替えとハツカダイコンの苗床を作ります」「わーい!!」。弥生町4丁目にある南中野児童館には、ひまわり、ベゴニアなど季節の色鮮やかな花々が咲く中、放課後の子どもたちが続々集まってくる。「花だんクラブ」に所属する小学1 ~ 3年はおよそ約25人。月2回の活動を下支えする南中野レインボークラブは、地域活動などを学んだ「なかの生涯学習大学」卒業生を中心に3年前に作られたボランティア団体だ。「子どもたちと一緒に花や野菜を育てながら、私たちも元気をもらっています!!」と会長の額賀寿美枝さん(85歳)。今年は、バケツで稲を育てたり、ヒョウタンづくりにも初挑戦! すくすく育て、花だんクラブの子どもたち。
7月13日――ブラジルで開催されたW杯では優勝国が決まろうとしていたが、地球の裏側、ここ中野では、もう一つの熱い戦いが繰り広げられた。中野区フットサル協会の呼びかけで、区内企業・団体の6つのフットサルチームによる「第1回オール中野杯フットサル大会」を開催。チームミヤゾノ、TACチーム、スペースチーム、中野21の会チーム、ナカマニチーム、丸井グループチームの6チームが、近い将来、中野フットサルの聖地になるであろう中野区産業振興センターに集結した。
大会は、試合時間8分の総当たり戦で上位2チームが決勝に進出し優勝を争う。1試合目から白熱した試合が続き、人員が少ないチームや年齢が高いチームに疲れが見えたが、劣勢に立たされても最後まであきらめないファイティングスピリッツに大きな声援や拍手が送られた。総当たりの末、決勝はTACチームvs丸井グループチーム。手に汗握る激しくも素晴らしい攻防戦の結果、栄えある初代王者の座はTACチームが獲得した。次回開催は中野区内施設にて9月27日(土)開催予定。
やっぱり俺がやらなきゃ!! 中野に夏を呼ぶ男
「辞めたらラクになる、と何度も思った…」と中野チャンプルーフェスタ(通称、チャンフェス)実行委員会会長の長谷部さんが苦笑いした。開催当初は、「高円寺の阿波踊り」が目標だった。50余年の歴史があり、参加する連の質は高く、観客数も増大し、中央線沿線有数の夏祭りのひとつである。一方、10年目のチャンフェスはどうだろう?
踊りの質、中野のエイサー団体や観客数など、長谷部さんの思い通りになかなか進まない。
エイサーは、沖縄のお盆時期に行われる先祖供養の念仏踊りで、地元の青年会が担う伝統芸能だ。最近では、ポップな楽曲と軽快な踊りの創作エイサーも流行っているが、長谷部さんが理想とするチャンフェスでは、伝統エイサーにこだわり、町を練り歩く“道ジュネー ”を続けたい。もっと上を目指そうとする踊り手の意識があれば、エイサーの質は上がり観客を魅了する。結果、祭りはもっと盛り上がるはず!! だが、長谷部さんの思いは伝わらず、もどかしさが募り、「この10年にありがとう!」とみなで喜びたい気持ちと「この先どうしよう」と素直に喜べない気持ちがせめぎ合う。1年を通じて約半年、チャンフェス開催前後の3カ月は、各商店街との折衝やエイサー団体の調整などにかかりきり。仕事や家庭は大切だが、最優先の順位が入れ替わることも多々ある。お金にもならない…と心の中で愚痴をこぼしつつ、多くの裏方が身を削って、家族の理解を得られなければ到底開催できないのがチャンフェスなのだ。
暫定広場はいつまで使えるのか? サンプラザはいつから工事なのか? 来年の開催場所は確定ではないけれど、かつてエイサーを踊っていた学生さんが、社会人になり、結婚して家族とともにチャンフェスを見に来てくれるうれしさは格別だ。「チャンフェスで中野の夏を感じて、氷川神社の神輿を見れば秋だなぁって…思える町ってやっぱりいいよね」。祭りが連動して、町にも活気を取り戻したいという思いは誰にも負けない。だから「やっぱり、自分がやらなきゃって思うんだよ」とようやく笑顔になった長谷部さん。中野に夏を呼ぶ男、来年も再来年も。
沼袋のワンダーランド!?◎番外編
ちびっ子だって、大満足!!
リニューアルオープンして、早3カ月。すっかり1階が定着したこしだ歯科医院には、小さいお子さんも治療にやって来ます。今回は、「リニューアルの思わぬ効果」を実感している越田先生のお話をもとに、ご近所に住む花梨(かりん)ちゃんの治療の様子をレポートします。4歳児に、何が起こった!?
●あっという間の治療!!
本日、来院2回目の花梨ちゃん。受付で名前を呼ばれると、慣れた様子で診察室2へ直行です。よじ登るようにイスに座って、越田先生を待つのもどことなく楽しそうな様子。DVDが設置されている診察室2では、花梨ちゃんの大好きなアニメが見られるのです。「はい、花梨ちゃん。お口開けて」先生はいつもよりもにこやかです。花梨ちゃんは言われた通りに口を開けますが、アニメに夢中 !! きょうは奥歯に開いている小さな穴を削って埋める治療ですが、歯を削るキーンという音もまったく気にならない !? 痛いのも気にならない !? 「はい、お口をすすいで」と先生に促されて、あっという間に治療は終了しました。
●リニューアル効果!?
「歯医者さんって、私自身が怖くて痛い思い出しかなかったので…」とお母さんは、花梨ちゃんを連れての初来院は、とても心配していたそうです。しかし、こしだ歯科医院でおとなしく治療を受けている様子に、驚きとともにようやく安心 !! 人形に囲まれて、好きなアニメのDVDが見られて、治療後はおもちゃがもらえるこしだ歯科は、子どもにとって夢のような場所なのかもしれません。今回のリニューアルは、ほとんど奥様にお任せだったけれど、ちびっ子への意外な効果に「うれしい誤算です」と越田先生は終始にこやか。子どもからお年寄りまで、さまざまな年齢層の患者さんが通うこしだ歯科の治療レポートは、次号は顎関節症の予定です。みなさん、お楽しみに~ !!
求人 ドクター&スタッフ同時募集!!
技術力があり、志の高いドクターを募集 !! リニューアルにつき、スタッフも増員! ほか歯科助手、歯科衛生士も同時募集です。詳細はこしだ歯科HPまたは電話でお問い合わせください。
●こしだ歯科は1階です。リニューアルしてパワーアップ!
中野区沼袋2-30-6 Kビル1F ※西武新宿線沼袋駅から徒歩3分
TEL03-3387-4188 www.koshida-shika.com
【診察】9:30~12:30/15:00~20:00
★変更⇒月・水は21:30まで 土は16:00まで診療
【休診】日・木・祝※予約優先
www.facebook.com/koshidashika
ごみから学ぶプロの常識・仕事術
今号から新企画「小川商会五番勝負!」がスタートします。小川商会“5つの強み”にちなんで各担当者とさまざまな業界のプロが、互いの仕事や真剣勝負で働く姿勢をテーマに対談していただきました。第1回は、リノベーション事業部・部長の大岡一毅(かずき)さんと中野の歯科医師・米澤傑(すぐる)さんです。
小川商会×歯科 米沢医院
●出会いは、草野球!!
大岡:15、16年前に草野球の試合で初めて会ったんですよね。
米澤:あの時に僕は歯科医師会チームに所属していたんだけど。怖そうな相手チームが、純粋に野球を楽しんでいて羨ましかった。
大岡:歯医者さんって堅いイメージだったけど、ヨネさんは茶髪のロン毛で。ほかの人たちと雰囲気が違っていた。
米澤:その後、カズキと話す機会があったね。若い頃って、特に男は道に逸れたりするんだけど。立ち直って、今の仕事をしっかりやっている。自分にはできないから、尊敬しました。
大岡:ヨネさんはだれにでも対等で驚いた。ふつう先生って呼ばれる人って偉そうだけど…。一緒にいて、とにかく気持ちのいい人!!
●仕事でも関わって
米澤:ずいぶん前に、自宅の粗大ごみを引き取ってもらったら、仕事は早いし細かいことまで気がついてくれて助かった! 友人や先輩、歯科医師会の事務所に自信を持って紹介したんだ。評判がいいって聞くと素直にうれしい。
大岡:有難いです。あの…実は歯医者は子どもの頃から苦手で近寄りたくない。でもヨネさんにかかると…この前別件でクリニックに立ち寄ったら、診察室のイスに座りなさい!って言われて。逃げられない。
米澤:僕が病院って好きじゃないから、よくわかる。でも、歯の治療を放っておくと困るのは患者さん。だから、時々来てもらったついでに治療!! 「患者さんは家族と同じ」が僕のモットーです。
大岡:おかげで、歯の調子はいいですよ。
●お客様に伝わる仕事を!!
米澤:毎年冬休みは、留学中の息子が小川商会さんでアルバイトさせてもらって。1カ月だけ働ける会社ってすごく有難いです。
大岡:自分で学費を稼ぎたいって偉いよね。友だちと遊んだり、家族と過ごしたいだろうに。肉体労働で大変だと思うけど、よく働いてくれます。
米澤:体動かして汗かいて、いい経験です。将来どんな仕事に就いても、きっと役に立つと思う。
大岡:小川商会には、仕事への取り組む姿勢が5つあって…自分が一番気を付けているのは「最後まで丁寧な仕事」なんです。
米澤:そうだね、カズキは見えないところも仕事が丁寧だね。お客様が満足するって難しい。100%じゃなくて、120%は当たり前だから。
大岡:見えないところもきちんとやる姿勢は、お客様に必ず伝わると思う。それが真剣勝負、プロの仕事ですね!!
小川商会は、中野のごみ意識を高めようを応援します!
江原町で63年! ごみのことなら、プロにお任せください!!
【フリーダイヤル】0120-530904 中野区江原町1-25-11
◆清掃・リサイクル業務◆東京23区清掃事業、事業ごみの定期回収、粗大ごみの回収運搬◆ビルのトータルサポート◆メンテナンス管理、配管・貯水槽の定期清掃点検、原状復帰工事・内装工事◆リフォーム・解体
長谷川恭子式・姿勢&骨格指導【レッスン②正しい姿勢】
酸素カプセル 東京エアフロー・長谷川恭子さんが提唱する、姿勢と骨格を正しくすることで手に入れられる健康ライフへの道。長谷川さんが最近気になっているのは、若い女性たちの姿勢。せっかくキレイに着飾っていても、姿勢が悪ければその魅力は半減してしまいます。今回、中野で学ぶ・活動する女の子3名が長谷川さんのもとを訪れ、酸素カプセルおよび正しい姿勢指導を体験しました。
(左から)愛河美帆さん、月城美帆さん、塩本夏美さん。大学3年生のダブル美帆ちゃんは、勉強・バイトを頑張りながら夜は中野にある劇団で稽古に励んでいます。夏美ちゃんは中野区内の高校に通う3年生。「では、健康体験いってきまーす!!」
いきいき健康体験/NO.1『酸素カプセル』
「酸素カプセルに入って酸素が体内に行き渡ると、疲れた脳も甦って記憶力アップになる可能性も」という長谷川さんの言葉に目を輝かせたのは夏美ちゃん。受験生の夏美ちゃんは参考書を持ち込んでカプセルの中へ。40分間の酸素カプセル初体験を終えて…「最初はおっかなびっくりでしたが、入ってみると、“こんな感覚なんだ!”と新しいリラックス発見。心地良くて、参考書を読んでいたはずがいつの間にか寝てしまいました(笑)
いきいき健康体験/NO.2『健康機器5種』
酸素カプセルの良い影響がさらに身体に浸透されるように長谷川さんがセレクトした機器5種を、ダブル美帆ちゃんが実体験。
振動マシン●身体全体に振動を与え、相当な運動量が見込めるマシン。体幹が鍛えられます。普段使わない筋肉の動きも補うので「これはかなりキツイです!!」と愛河美帆ちゃん。
ローラー●ローラーが背部を回転してマッサージチェアでは届かない骨盤から足まで歪みを整えていきます。「マッサージより気持ちいい! 肩甲骨が張りやすい私にピッタリです」と月城美帆ちゃん。
腹筋マシン●背中を押してくれる構造のため、首に負担がかからない状態で腹筋を鍛えられる。身体の力を抜いてゆっくり実施するのが長谷川流。
ストレッチャー●仰向けになったら最大限に背骨を伸ばします。背骨の曲がりを治すのに一役。
懸垂トレーナー●ぶらさがると自分の体重で身体に無理な負担を掛けずに伸びて、左右の大きな骨格のゆがみが整い正しい姿勢に近づきます。「最近は握る力が落ちている方が増えていますが、いざという時ぶら下がる力がないと大怪我に繋がる危険も」と長谷川さん。
体験を終えて
◆愛河美帆さん(左):「今回、自分の身体を見つめ直すことができました。これからは自分自身で大事に身体を使っていこうと強く思いました」
◆月城美帆さん(中央):「姿勢がよくなる方法を分かりやすく教えてもらえ良かったです。骨盤を診てもらったらコリが軽減!また診てもらいたいです!!」
◆塩本夏美さん(右):「夏休みに貴重な経験ができました。健康を意識して受験頑張ります!(また酸素カプセルで参考書を…)」
沼袋の住宅街にキネシオ接骨院あり!
西武新宿線・沼袋駅の南口から徒歩3分、住宅街の一角に、知る人ぞ知る治療院「キネシオ接骨院」がある。キネシオとは、「キネシオテーピング」の冠。ちょっと聞きなれない名称だが、テレビのスポーツ中継で目にする、選手が脚などに巻いているテープ、それらの多くがキネシオテーピングだ。キネシオロジー(kinesiology=人体運動機能学)がその名の由来で、筋肉と同程度の伸びがあるテープを人間の身体の動き(筋肉)に沿って貼ることで、筋肉の伸びを制限し、痛みの緩和やケガ防止の要役を担う。アスリートにはなくてはならない絶対的なお守りだ。そんなキネシオテーピングを駆使し、人体のメカニズムを隅々まで知り尽くしているのが、くだんのキネシオ接骨院の加瀬剛先生なのである。おこのみっくすマガジンでは、シリーズでキネシオ接骨院を紹介していく。第1回の今回は、「初心者ランナー編」と題し、走り始めに患いやすい膝・踵の
痛みの治療を、おこのみっくすでもお馴染みの、土橋商店・土橋専務の実体験を元にレポートする。
多くの人に正しい治療を――沼袋の赤ひげ先生の熱視線治療
第 1 回〔初心者ランナー編〕
“ 気絶安 ”が代名詞の中野の激安王・土橋商店の土橋さん。いつも明るく元気が旗印のイメージだが、最近心が折れかけたことがあったと言う。走ることが大好きな彼、好きが高じて毎朝毎晩のランニング量の度が過ぎたのか、ある日激烈な痛みが左足を襲った。2 軒ほど治療院に行ってみたが芳しくなく、いっそ走ることを諦めようかと思っていたそうだ。そんな時、ふとインターネットで辿り着いたキネシオ接骨院のホームページを見てビビッと閃いた。しかもそこは土橋商店とは目と鼻の先、藁にもすがる思いで門を叩いた。
まずは受付で問診票に記入し、加瀬先生と対面。丁寧に土橋さんの症状を聴取しながら、どうして膝や踵に痛みが発動するのか、その原因と身体の構造を分かりやすく、そして熱く話してくれる加瀬先生の魅力にすぐに引き込まれた。同時に、「他の治療院とは何か違うかも?」と感じる。その直感は、実際に治療が始まって確信に変わった。
「謎解きのように痛みの根幹を探り当てるのが喜び。その場しのぎの気持ち良さではなく、正しく根っこから治してあげたい」と話す加瀬先生の見立てでは、土橋さんの膝の痛みは骨盤の歪みが原因。まずは身体を横にして骨盤を押す。力はそれほど強くない。しかし、身体の構造を熟知した正確無比な施術によって、診療前とは打って変わって、明らかに膝を曲げた時の足の動きがスムーズになっている。
続いて、紙コップで作った氷の塊を使って患部をアイシング。これが、とろけるような心地良さ。筋肉はゴムと同様に縮んでいるのが正常な状態で、炎症を起こすと中途半端に伸びたまま縮まない状態になってしまうそうだ。患部を冷やすことで老廃物の除去が進んで炎症を取り除き、
筋肉の収縮をスムーズにすると言う。氷は体温で溶けるため、凍傷を起こさず身体の深部にある筋肉を冷却することができるのも利点。次に、スラッカーという振動機器を使って筋肉に波動を加えて治療する筋スラッキング療法を。これまた超・気持ちいい ! あんなに硬くなっていた
ふくらはぎが、本来の柔らかさと適度な弾力をたたえているではないか !
仕上げに加瀬流治療の代名詞・キネシオテーピングを施す。これが意外な感覚。「本当に貼っているの ?」と思うほど肌に馴染みつつ、貼り終えた膝から下の足が軽い。極端に言えば、まるで他人の健康な足をすげ替えたかのようだ。さらに治療はこれで終わらず、普段家でできるトレーニング方法も教えてくれる。走っても膝や踵に負担が掛からないようにするため、お尻にある中殿筋の鍛え方をレクチャー。加瀬先生の話を聞き、教えられ、やはり体幹を鍛えることが重要だと実感した土橋さんはチューブトレーニングを欠かさず実践し、また大好きなランニングを再開することができた。
―――実は、今や世界 30 カ国以上に広まるキネシオテーピングを 1980 年に開発したのは加瀬先生の父親・加瀬建造氏(現キネシオテーピング協会会長)で、加瀬先生自身も事務局長としてシアトルマリナーズやレアルマドリードなど名立たるチームのトップトレーナーにキネシオテーピング療法の指導を行ってきたが、現場で痛みに苦しむ人を直接助けたいと、3 年前、生まれ育った中野に開業した。患者のことを考え土日も診察し料金も低めに設定。「痛みを元から癒やす正しい治療を一人でも多くの人に知って欲しい。儲けは二の次」と笑う、赤ひげ先生を彷彿とさせるような大きな瞳が印象的だった。
キネシオ接骨院
〔住所〕中野区沼袋 1-8-8(西武新宿線・沼袋駅南口より徒歩3分)
〔電話〕03-5942-6773
〔診療時間〕月~水・金 11:00 ~ 14:00、16:00 ~ 21:00
土日 9:00 ~ 12:00、13:30 ~ 17:00
〔休診日〕木曜・祝祭日
〔ホームページ〕http://kinesio-sekotsu.com/